県民の皆様へ
岐阜県不動産市況DI調査の公表について
岐阜県不動産鑑定士協会では、公益社団法人岐阜県宅地建物取引業協会との共同事業の一環として「岐阜県不動産市況DI調査」を公表しております。
DIとは、Diffusion Index(ディフュージョン・インデックス)の略で、企業の業況感や設備、雇用人員の過不足などの各種判断を指数化したものです。DIとして主要なものには、景気動向指数(内閣府が公表している景気の動向指数)や業況判断指数(日本銀行が公表している景気判断の指数)があります。
不動産市況DIは、これを不動産市況に応用し、不動産市況の現況や先行きの見通し等についての定性的な判断を指数化したものです。
不動産取引の実態取引調査については、全国的な規模で国土交通省や大手不動産会社が調査公表していますが、不動産の現在市況や先行き市況の調査は、殆ど実施されておりませんでした。平成20年に公益社団法人滋賀県不動産鑑定士協会が、県の事業の一環として、「滋賀県不動産市況DI」を公表したのが最初です。
「岐阜県不動産市況DI調査」は、県内を岐阜、西濃、東農、中濃、飛騨の五つの地域に分けどの地域でどのような不動産(土地、住宅、マンション等)が売れているのか、今後の売れ行きはどうなのか、土地の価格はどのような傾向になっているのか、共同住宅や店舗などの家賃はどのような状況となっているのか、などの不動産市況を、半期ごと(毎年4月、10月)に不動産の売買や仲介業務などに携わっている県内の公益社団法人宅地建物取引業協会の会員の皆様にアンケートを行い集計し指数化して公表するものです。
「岐阜県不動産市況DI調査」により、県民の皆様にとって、不動産市況の現在と今後の動向を把握する一助となり、不動産がより身近でわかりやすいものと考えていただけるようになれば幸いです。